イタリアの食卓に欠かせないもの、それは「オリーブオイル」。
イタリア人は、これでもか!というくらいにオリーブオイルをあらゆる料理にドバドバかけます。
その風味、香り豊かな味わいには思わず唸ってしまうほど!
このオリーブオイル、美味しいだけでなく、最近の研究ではなんとアルツハイマーの緩和、死亡リスクが軽減することがわかっています!
そのせいか、イタリア人は世界で健康な国第1位にランキングされるほどです。
詳細を見ていきましょう!
オリーブオイルオイルがアルツハイマーの死亡リスクを軽減!
脳に深刻なダメージを与えるアルツハイマー病気。
日々の生活で健康に気をつけている人でも、かかってしまう可能性のある病気です。
アルツハイマー病は、次第に脳に損傷を与え、症状が悪化していくのが特徴で、
記憶や思考能力がゆっくりと失われ、最後には単純な作業もできなります。
全認知症の約半数がアルツハイマー型認知症と言われていて、
多くの人が亡くなるまでの10年以上、認知症の症状が続くということです。
ハーバード公衆衛生大学院のチャン・スクールのアンジェリー・テシエ博士らは、
女性6万582人、男性3万1801人を対象に調査を行いました。
そのデータを分析した結果、一日に大さじ半分以上のオリーブオイルを摂取した人は、
摂らなかった人に比べて、認知症の死亡リスクが28%低いことがわかったということです!
さらに、1日当たり小さじ1杯分のマーガリンやマヨネーズを、同量のオリーブオイルに換えただけで、認知症による死亡リスクが8~14%低下することがわかりました。
このことから、加工脂肪や動物性脂肪ではなく、オリーブオイルを日々摂取している人は、
全体的に健康的な食生活をしている傾向にあることがうかがえるといいます。
「オリーブオイルに含まれる抗酸化化合物の一部は、血液脳関門を通過することができ、脳に直接作用している可能性があります」
と、テシア博士は言います。
「オリーブオイルが心臓血管に健全な影響をもたらすことによって、脳の健康にも間接的にいい影響を与えているのかもしれません」
この研究結果は、米国栄養学会の主力年次総会「Nutrition 2023」で発表される予定だそうです。
「世界一健康な国イタリア」はオリーブオイル大国!

BloomBergが163カ国を対象に行った「世界で最も健康な国ランキング」によると、イタリアが第1位に!
確かに、イタリアは長寿の国、しかもお年寄りがものすごく元気な国として知られています。
街のバールに行くと、たくさんのお年寄りが朝から大声で世間話をし、
公園を元気よく散歩している姿が見られます。
かなりのご高齢なのにまだお仕事をしている人という人もいます。
それは、自分が元気で、楽しいから働きたいという気持ちからで、
イタリアには精神的にも体力的にも元気なお年寄りが多いですね!
日常的にオリーブオイルをたくさん摂取している国なので、
今回の研究結果はイタリアが身をもって実証してくれているのかもしれません。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
オリーブオイルが体にいいことは以前から言われてきましたが、
今回の研究では、アルツハイマーに対して明らかに違いが見られたとのことでした。
オリーブオイルは、食事に取り入れやすいので、
サラダにかけるとか、パスタやスープに垂らすとか、
手軽にできるので、試してみる価値はありそうですね!
そうやって少しずつ日常の食生活に取り込んでいったらいかがでしょうか?
